総会並びに研修会 報告 of 第20期関東ブロック浄土宗青年会

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第38回 関東ブロック浄土宗青年会総会並びに研修会 報告

研修会テーマ 穢土を生きるー現世をすぐべきようはー

平成22年6月14,15日に増上寺光摂殿に於いて第38回関東ブロック浄土宗青年会総会並びに研修会が行われました。参加者は259名にものぼり、総会では19期から20期へ引き継がれ、研修会では4人の講師をお招きし研鑽を積むことができました。

総会

総会では19期蓮池理事長の下、締めくくりである議案が藤本議長により諮られ滞りなく終えることができました。そして、第20期の正式なスタートととして平野新理事長より挨拶の中で今期のテーマである「意識」が示されると、早速議案が新副理事長である黒田議長のもと慎重審議され、総会はスムースに引き継がれ、20期の順調なすべり出しを見ることができました。

研修会

研修会は14日、15日と二日にかけて4人の講師の方に講演していただきました。
 研修①には、現在進行形で”うつ”である萩原流行先生に経験をもとにお話しいただきました。ご自身が、どうして”うつ”になったのか、それが一体どういう状態であるのか、客観的に自分自身を見つめられたお話を時々ユーモアを交えて会場を沸かせながらしてくださりました。
 研修②には、自殺対策に取り組む僧侶の会等で自死問題に取り組む藤澤克己先生に「自死という”いのち”の問題にどう向き合うか」をお話いただきました。自死問題とはなにか?希死念慮者にどう向き合いどう対応すれば良いのか?などを資料をヒントに当事者としてどうするか、参加者自らで考えアウトプットするという参加型研修をして下さいました。また元希死念慮者であった方を呼んでいただき、藤澤先生との話の中でその当時の気持ちを研修参加者に伝えていただきました。
 二日目の研修③には、カール・ベッカー先生に臨死体験の分析や末期医療の研究を踏まえて、仏教的発想や極楽浄土の根拠と可能性を提唱いただき、現代日本の仏教、お寺、僧侶がどうあっていくのか?のヒントとなるべくお話をいただきました。
 研修④では、浄土宗教師でもあられる長谷川匡俊先生に、仏教者、念仏者、浄土宗教師として、この時代にどう社会を受け止め行動すべきか。その社会貢献というものの基礎へのアプローチを我々の立場からどう実践していくかを講演の中で伝えていただきました。
 研修を通して、「こんなに皆さんの前で明るくても”うつ”」「”うつ”はいつ誰がなってもなってもおかしくはない」「自死問題は他人事ではなくいつ周りで起こってもおかしくはない」「死にたいというよりは消えたい」「本音は言えない」というワードは苦は身近にあふれていて、まさに現世は穢土であることを実感させ、しかし、「死」という苦を生活から乖離した現代は「死」そのものの経験が圧倒的に少なくなってしまい、逆にその対応に追われてしまっている。という共通の問題があったように思います。そこで、どう生きるのか、僧侶としてどうあるか、が各講師のお話の中で感じとることができたのではないでしょうか。
 もちろん参加者の方々は、それぞれに各研修の中で感じることがあり、今後のご自身への糧を各々に得たことでしょう。
ご参加された皆様!お疲れ様でした!また関わった全ての皆様に御礼申し上げます。

 以上で第38回関東ブロック浄土宗青年会総会並びに研修会の報告とさせていただきます。

 最後になりましたが、4人の講師の皆様には重ねて御礼申し上げ、また念入りな下準備から、スムースな進行、あらゆるケアをしてくださった東京教区浄土宗青年会様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

第20期関東ブロック浄土宗青年会 事務局